北アルプス縦走記 ~日本最後の秘境 雲ノ平~ 前編
こんにちは。
ひと月ほど前のことなんですが、休暇を使って北アルプスを4日間縦走してきました。
少し時間に余裕ができたのでのんびり何個かに分けて書いていきたいと思います。
少し長くなりますが、どうかお付き合いください。
まず、今回の行程
1日目 笠ヶ岳(常駐場所)→双六岳→三俣蓮華岳→黒部源流→岩苔乗越→祖父岳→雲ノ平
2日目 雲ノ平→高天原温泉→温泉沢の頭→水晶岳→鷲羽岳→三俣山荘
3日目 三俣山荘→双六小屋
4日目 双六小屋→抜戸岳(笠新道分岐点)→杓子平→新穂高温泉
まあ、こんな感じですね。
3,4日目はトラブル続きだったのでまた別の記事で紹介します。
では1日目。
この日は4時前くらいに出発。
まだ日が昇る前。このときに初めてこいつの姿を遠くから見ましたが、堂々と構えていて誇りに思いました。
そして2時間ほど歩き、弓折岳を通過。
途中で雷鳥も見れました。
そして双六小屋に到着。
テント場から双六池越しに見る笠ヶ岳が最高です。
同じ職場のスタッフが縦走用に握ってくれたおにぎりが染みました。
朝食を取り、まず最初のピーク、双六岳へ。
少し登ると、ダラダラと長い広場。
奥に見えるのが山頂。
一つ目のピーク、双六岳踏破。
またまた奥に笠ヶ岳が…。
景色の余韻に浸りたいのですが、先へ進みます。
8月下旬だというのに残雪。すごい。
そして本日2つ目のピーク、三俣蓮華岳です。奥にはしっかりと槍ヶ岳が構えております。
ここでコーヒーを1杯…したかったのですが、我慢して先を進みます。
そして三俣山荘に到着。
この山小屋は黒部の山賊を読んだことがある方はご存知だと思います。
当時の三俣小屋ですね。何年か目に建て替えたようで新しくなっていました。
三俣山荘に関しては2日目に宿泊したのでその時に詳しく書きます。
ここで昼食を取り、ここから本格的に北アルプスの奥地、黒部源流へ。
写真だと伝わりにくいんですが、沢が流れており、ここに沿ってひたすら下ります。
源流を歩いているだけで興奮します。
黒部源流から岩苔乗越を経由して、3つ目のピーク、祖父岳へ。
ここには大きなケルンがいくつも積まれています。
そしてここから雲ノ平へ一気に下ります!
少し天気が怪しくなってきましたが、憧れだった雲ノ平へ向かう途中の木道。
ここを歩いている時は心が”無”になれます。
到着。
念願の雲ノ平山荘。
ここにアクセスする方法は2つあるが、どちらも2泊以上の行程が必要でなかなか来れない。
今回僕は笠ヶ岳から来たというアドバンテージがあるとはいえ、コースタイムは13時間。実際は3時間くらい巻いて10時間ほどで着きましたがさすがに疲れましたね。
とりあえず、ビール買ってきます。
後編へ続く。