SEA TO SUMMIT ~利尻岳~
こんにちは。
前回の投稿に続き、今回も島登山の内容です。
利尻岳は日本百名山で、登録番号が1番で、百名山の中では最北端に位置する山です。
利尻岳の特徴は、島の中にあるので、海抜0mから頂上を目指すことができるストイックな山で、今回僕もそのスタイルで挑みました。
たまたま宿泊したゲストハウスの裏に海岸があったので、そこに足をつけてスタートしました。
ーー今回の行程ーー
海岸(4:00)→ゲストハウスグリーンヒル→甘露泉水ハイキングコース登山口→鴛泊登山口→利尻山避難小屋→沓形分岐→頂上→下山→温泉(14:30)→ゲストハウスグリーンヒル
です。
久々の長時間トレイルなのに、前日に自転車で利尻島を1周サイクリング(55㎞)してしまうというストイックぶり…(笑)
ではぼちぼち書いていきます。
ゲストハウスの裏の海岸に降りて、海に足をつけて、ここ海抜0ⅿから頂上の1721ⅿを人力で踏破します!
20分ほど歩くと最初の分岐点、甘露泉水ハイキングコース入り口に到着。
ここを入らずにアスファルトの道をまっすぐ行くと通常の鴛泊登山口駐車場に着きますが、せっかくなのでハイキングコースを歩くことに。
この時点で朝の4時半です。まだ誰もいません。聞こえるのは小鳥のさえずりと、自分の足音のみ。
幻想的です。
30分ほど歩くと、ようやく通常のスタート地点へ到着。
そしてさらに歩いて4合目へ。
ここらへんでツアーで来ている登山客追い抜かし、軽く挨拶を交わしさらに先へ。
5合目です。
そして2つ目のポイントとなる6合目。ここでようやく視界が開けて、ご覧の通り、雲海です。
写真でもこの綺麗さは伝わると思います。ここで一息。
喜びもつかの間、ここまで2時間近く歩きましたが、まだ760mしか登ってない……。
0mからのスタートはなかなか精神を追い詰めてきます。
そして再びスタート。
7合目に到着。ここでもう一つのツアーと重なってせまい休憩スペースは大混雑。
休憩をとる予定でしたが、そのまま通過。
休憩を取らずにそのまま進んだのと、7合目から一気に急斜面になったので余計疲れがきてペースが乱れ、なかなか思うように進みませんでしたが、なんとか8合目へ標準タイムで到着。
ここでようやく山頂が顔を出しました!!
圧巻ですね。
もうすぐだ!ととらえる人もいればまだあるのか、と捉える人もいるでしょう。ちなみに僕は後者です…(笑)
まだ雪が残ってますが、例年に比べて早く溶けだしたため、登山道には残ってないみたいです。
ここら辺から本格的に開けてきたので、景色を堪能しながら歩くことができました。
こう見ると、たくさんの屋根がありますね。
9合目の写真は撮り忘れてしまったのですが、残りのラストスパートがひたすら急坂でほんとにしんどかったです。
この写真はばててた頃に振り返った時の一コマ。この時に、ああ、あの海から歩いてきたのかと自分を誇りに思い、再び前へ進めたことが今でも鮮明に覚えてます。
そしてついに!!
日本最北端の百名山の頂に着きました!
海抜0mから12㎞を5時間10分かけて登頂しました。
ご覧ください、この疲れて死んでる顔を。(笑)
途中で一緒に登ったスコットランド人に撮ってもらいました。
山頂からの景色です。
まるで地球を見ているかのような景色ですね。
登山をして、360°海を見渡せることができるのが島ならではの楽しみ方ですね。
山頂で何人かの人と話てて、ある一人のおじさんにどこから来たんですかと尋ねたところ、茅ヶ崎から来たとのこと。僕の行ってた大学が茅ヶ崎だったのでその人に言ってみたら、どうやらその大学の近くに住んでいるとのこと。
世間ってほんと恐ろしいくらい狭いもんですね…。
このあとは無事に下山し、温泉に死んだように浸かってました。
今回の登山の反省は、ペース配分ミスが疲労の大きな原因になってしまいました。
ソロ登山で張り切っていた部分もあり、少し早足になっていたのでしょう。
しっかり時計と行程を照らし合わせて無理のない登山を心掛けます。
今月末は大雪山系を攻める予定ですので、またその時に記事をアップしていきたいと思います。